001.初めて飼うツノガエル

002.初めて飼うバジェットフロッグ

003.初めて飼うヒョウモントカゲモドキ

004.初めて飼うリクガメ

005.初めて飼うフトアゴヒゲトカゲ

006.初めて飼うトゲオアガマ

007.ボアコンストリクター まずは幼体からスタートしよう!

008.初めて飼うボールニシキヘビ

009.初めて飼うグリーンパイソン

010.初めて飼うタランチュラの幼体

011.初めて飼うツリーフロッグ

012.初めて飼うミカドヤモリ

013.初めて飼うカメレオン

014.ニシアフリカトカゲモドキ 〜初心者のための飼育ガイド〜

015.ヌマガメを飼おう 〜初心者のための飼育ガイド〜

016.初めて飼うタマオヤモリ

017.初めて飼うキングスネーク

018.初めて飼うコーンスネーク

019.樹上性トカゲを飼おう 〜初心者のための飼育ガイド〜

020.ボアコンを増やそう 〜繁殖を目指す方のために〜

021.初めて飼う水性有尾類

022.初めて飼うミルクスネーク

023.初めて飼う外国産ヤスデ

024.初めて飼うオオムカデ

025.初めて飼う陸生有尾類

026.初めて飼う樹上生タランチュラ

027.初めて飼うブル・ゴファー・パインスネーク

028.ボアコンストリクター 成蛇を飼おう!!

029.初めて飼う中・小型のボア・パイソン

030.初めて飼うヘラオヤモリ

031.初めて飼うタランチュラ&バードイーター

032.初めて飼うアジア産タランチュラ

033.初めて飼うセイブシシバナヘビ

034.初めて飼うヒルヤモリ

035.初めて買うスナボア・ロージーボア

036.ドワーフモニターを飼おう 〜初心者のための飼育ガイド〜

037.アオジタトカゲを飼おう 〜初心者のための飼育ガイド〜

038.初めて飼うテグー

039.初めて飼うゴキブリ

040.初めて飼う熱帯産サソリ

041.初めて飼うカベヤモリ

042.初めて飼う強毒性サソリ

043.初めての繁殖ヒョウモントカゲモドキ

044.初めて飼うササクレヤモリ

045.初めて飼うヒヨケムシ

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042 初めて飼う
強毒性サソリ

※ここで紹介するサソリには、人の死亡例が知られているほどの強い毒をもつものが含まれています。そのため、安易な気持ちで飼育を開始することだけは絶対にやめましょう。

   「デスストーカー」や「ファット・テイルド」などで知られるButhus科(Buthidae)のサソリは、入荷量も多く、非常に人気の高いグループです。しかし、この仲間には人を死に至らしめるほど強い毒をもつものも少なくないため、飼育には細心の注意が必要です。これらのサソリを安易に飼育し始めることは当然おすすめできませんが、きちんとした管理を行えるのであれば、その魅力的な姿を飼育下で楽しむこともまた可能なのです。



 飼育を始める前に…
 その毒性の強さから…[1]絶対に逃がさない、[2]素手では扱わない、[3]飼育者以外の人(特に幼児)や犬猫などのペットの手が届かない場所にケージを置く。以上が飼育する際に心掛けるべき最低限のポイントになります。

 セッティング
 まず「逃がさない」ことが大前提となりますから、ケージはしっかりと蓋ができるプラケースが良いでしょう。販売時などに使われている保存容器(デリカップ)は、誤って落としたりしたときに蓋が外れることも多いため、絶対に避けるべきです。また、サソリはどの種も一般的に蒸れには非常に弱いため、通気性の点でもプラケースは優れていると言えます。小型種が多いためSSサイズのプラケースでも飼育自体は可能ですが、メンテナンスのしやすさを考えて、最低20×15cm程度の底面積は確保したいところです。高さは、サソリの体長と床材の厚さを合わせたぐらいが目安となります。
 床材にはヤシガラ土やバーミキュライト、昆虫マットなど、保湿力に優れたものを5〜6cmほど敷いてやります。ただし、Buthus属・Androctonus属・Leiurus属・Buthacus属など、歩脚の構造が砂漠の砂地に適応しているものに限って、粒の細かい砂を使用すると雰囲気も出て良いでしょう。
 単独飼育ならシェルターはなくても構いませんが、複数飼育の場合はコルクバークや流木などを入れてやりましょう。また、「バーク・スコーピオン」と呼ばれるCentruroides属では、流木などをレイアウトしてやると、その上を素早く走り回る様子が観察できます。なお、水はスプレーで与えるため、水容器は不可欠ではありません。

 保温
 プラケースで飼育する場合、保温は遠赤外線プレートヒーターをケージの下に敷いて行います。ただし、全面に敷いてしまうとケージ内の温度が極端に上がりすぎてしまうため、必ずケージの1/3〜半分程度にとどめて温度の上がり具合をチェックするようにしましょう。気温はたいていの種で、23〜28℃の範囲に保てば問題ありません。

 湿度と給水
 定期的にスプレーを行うことで、ケージ内の湿度維持とサソリへの給水を兼ねます。スプレーは床材のごく一部が軽く湿ると同時に、ケージの壁面やシェルターの一部に滴がつくように行うのがコツです。スプレーの頻度は、乾燥域にすむものには週1〜2回で十分ですが、熱帯・亜熱帯産のもの(Tityus属やHottentotta属の多く、Isometrus属・Lychas属・Odonturus属など)には週2〜3回ほど行います。

 給餌
エサはコオロギなどの昆虫を与えていれば十分でしょう。
 給餌は、幼体には週3回ほど行いますが、成体なら週1〜2回で十分です。ただし、入荷直後で体に厚みがなくなってしまっている個体では、入手後1週間ほどはほぼ毎日エサを与えてまず体力を回復させるようにします。複数飼育の場合は共食いを防ぐため、できるだけ1頭ずつピンセットで給餌するなどして、すべての個体にエサが行き渡るようにしてやりましょう。
 幼体の場合、体がパンパンに膨れてエサを与えても食べないようなら、脱皮が近い可能性が考えられます。念のため2〜3日おきに頭をつぶして弱らせたコオロギを入れてみて食べなければ、脱皮前と判断して給餌をストップします。脱皮後の個体は、ふつう1週間〜10日後には再びエサを摂るようになります。

 その他の注意事項
 掃除のために流木などを取り出す際も、裏にサソリが付いていることがあるため、必ず柄の長いピンセットを使用するよう心掛けましょう。動きが素早いCentruroides属の小型種などでは、特に注意が必要です。サソリをケージから移動させる場合は、小型種ならピンセットで尾を掴むことができますが、大型種ではデリカップなどの小さな容器や小型のプラケースに追い込むほうが安全です。また、Parabuthus属では、尾を激しく振って毒液を飛び散らせるため、扱う際は不用意に顔を近づけないようにしましょう。



 お役立ち関連用品のご案内
ヒーター
  ピタリ適温 
外気温に応じてマットの表面温度が自動的に変わり、ケージ内を約25度〜29℃に保つヒーターです。ケージの下に敷いて使用できるため、クモ・サソリ・ムカデなどの保温に最適です。

スーパー1 
完全防水型ヒーターです。お手入れが簡単で、上に砂や石を置いて使える頑丈タイプ。高感度のサーモスタットとヒューズを内蔵し、さらに耐熱特殊樹脂で覆った三重の安全構造です。水中でも使用可能ですが、熱帯魚の飼育水槽のような大量の水を温めることはできません。

アクセサリー
  竹ピン 
サソリのメンテナンスに不可欠なピンセットです。竹製ですので、生体を傷つける心配もありません。

床材
  デザートサンド 
天然の砂漠の砂です。砂漠産のサソリに使用すると雰囲気が出ます。